2016年5月13日金曜日

排水管部品会社、鴨下行博が1億2千万円脱税

 排水管用の部品を製造する「東栄工業」(東京都豊島区)が約3億9千万円の所得を隠し、法人税など計約1億2200万円を脱税したとして、東京国税局が同社と実質経営者の鴨下行博・前社長(67)を法人税法違反などの疑いで東京地検に告発したことがわかった。

 関係者によると、同社は2014年12月期までの3年間、取引先にうその請求書を作らせ、架空の調査研究費を計上。所得を少なく見せかけ、法人税約1億 円を脱税した疑いがある。また、消費税についても約2200万円を脱税したとされる。こうした資金は貸金庫で保管していたという。

 同社は取材に「指摘は真摯(しんし)に受け止め、すでに修正申告し納税を済ませた」としている。

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