2016年2月16日火曜日

脱税容疑で元医師 柳瀬浩司容疑者(53)再逮捕

 東京地検特捜部は15日、法人税約9200万円を免れたとして法人税法違反の疑いで、元医師で不動産会社「raison」(東京)代表取締役の柳瀬浩司容疑者(53)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、raisonが都内に所有するマンションなどの賃貸事業で、減価償却費を過大計上し、2013年12月期までの3年間に約3億3700万円の法人所得を隠した疑い。

 特捜部は15日、柳瀬容疑者が個人で所有する複数のマンションの賃貸収入についても同様の手口で所得税約6900万円を免れたとして所得税法違反罪で起訴した。

 柳瀬容疑者は過去にも脱税などを摘発され、医師免許を取り消された。

2016年2月11日木曜日

千葉の塗装会社、8300万円脱税 尾崎尚之社長(63)

  東日本大震災で被災した千葉県内の製油所の工事などを請け負って業績を伸ばした塗装会社「住建管理工業」(同県袖ケ浦市)が約3億1千万円の所得を隠し、 法人税約8300万円を脱税したとして、東京国税局が同社と尾崎尚之社長(63)を法人税法違反容疑で千葉地検に告発したことがわかった。

 関係者によると、同社は震災でガスタンクが爆発、炎上したコスモ石油千葉製油所(同県市原市)の塗装工事などを受注。2014年2月期までの2年間、取 引先にうその請求書を作らせ、架空の外注費を計上し、所得を少なく見せかけた疑いがある。得た資金は尾崎社長の自宅や貸金庫で保管していたという。

 民間信用調査会社などによると、同社の売上高は2014年2月期で約9億4千万円。震災前の11年同期から約4倍に伸ばした。