2016年5月19日木曜日

健康商品の卸売業者 佐藤明男経営者(53)、7千万円脱税

 天然由来成分のシャンプーなどを販売して得た所得を申告せず、所得税約7100万円を脱税したとして、東京国税局が健康商品卸売業の佐藤明男経営者(53)=東京都世田谷区=を所得税法違反の疑いで東京地検に告発したことがわかった。

 関係者によると、佐藤経営者は「リゾートハウス」の屋号で、シャンプーやサプリメント、マッサージ器などの健康商品を業者向けに販売。2013年までの3年間で約2億円の所得があったのに全く申告せず、所得税を免れた疑いがある。こうした資金は自宅に現金で保管するなどしていたという。

 佐藤経営者は健康商品販売会社の勤務を経て独立。商品知識や人脈を生かし、業績をあげたとされる。

2016年5月13日金曜日

排水管部品会社、鴨下行博が1億2千万円脱税

 排水管用の部品を製造する「東栄工業」(東京都豊島区)が約3億9千万円の所得を隠し、法人税など計約1億2200万円を脱税したとして、東京国税局が同社と実質経営者の鴨下行博・前社長(67)を法人税法違反などの疑いで東京地検に告発したことがわかった。

 関係者によると、同社は2014年12月期までの3年間、取引先にうその請求書を作らせ、架空の調査研究費を計上。所得を少なく見せかけ、法人税約1億 円を脱税した疑いがある。また、消費税についても約2200万円を脱税したとされる。こうした資金は貸金庫で保管していたという。

 同社は取材に「指摘は真摯(しんし)に受け止め、すでに修正申告し納税を済ませた」としている。

2016年5月7日土曜日

7100万円脱税でTBS系人気番組「モニタリング」制作会社 立浪仁志社長(45)を起訴

 法人税約7100万円を脱税したとして、東京地検特捜部は6日、法人税法違反罪で、TBS系の人気番組「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」などを 手掛ける番組制作会社「HI-STANDARD」(東京都中央区)の立浪仁志社長(45)を在宅起訴し、法人としての同社を起訴した。

 起訴状などによると、立浪被告は架空の制作費を計上するなどの手口で、平成26年12月期までの2年間に約2億7900万円の所得を隠し、約7100万円を脱税したとしている。

 関係者によると、隠した所得は、不測の番組打ち切りなどに備え、架空制作費を支払ったディレクターらの名義の預金口座にプールしていたという。