2016年8月19日金曜日

所得税法違反などで有罪判決 大城卓也被告(31) ホストクラブ経営

 ホストの給与に課される源泉所得税を脱税したとして、所得税法違反などの罪に問われたホストクラブ経営の大城卓也被告(31)=名古屋市中区=と、被告が代表を務めるクラブ運営会社「プラチナム」(同区)の判決公判が18日、名古屋地裁であった。山田耕司裁判長は被告に懲役1年6月、執行猶予3年、罰金1400万円(求刑懲役1年6月、罰金1600万円)、法人としての同社に罰金700万円(同罰金800万円)の判決を言い渡した。

 判決理由で山田裁判長は「脱税額は高額で、事業拡大の動機も身勝手」とする一方、「免れた税の一部を納め、今後は適切に納税する姿勢を示している」と執行猶予の理由を述べた。

 判決によると、被告は2012年2月~14年11月、プラチナムや自ら経営する4店舗で、ホストの給与に課された所得税計約7700万円を源泉徴収しながら納税しなかった。

2016年8月4日木曜日

格安バスツアー人気、旅行会社の実質経営者起訴 6千万円超脱税の罪 大阪地検

 大阪地検特捜部は3日、約6800万円を脱税したとして法人税法違反の罪で、大阪市北区の旅行会社「日本案内通信」の実質経営者で前社長の杉谷知界容疑者(59)=兵庫県宝塚市=と法人としての同社を起訴した。

 起訴状によると、平成26年7月期までの4年間で、売上金の一部を別会計として管理するなどして除外し、約2億5千万円の所得を隠して法人税約6800万円を免れたとしている。

 特捜部によると、杉谷被告は社長を退任した後も社内に残り、実質経営者として業務全般を統括していたという。

 特捜部は、同法違反容疑で7月に逮捕した同社の男性社長については「関与の程度が低い」として起訴猶予処分とした。

 信用調査会社などによると、日本案内通信は「ニチアントラベル」の名称で関西地方を中心に旅行業を展開。格安バスツアーが人気で、27年7月期の売上高は約28億円。

2016年8月1日月曜日

投資マンション販売関連2社、8400万円脱税容疑

投資用マンションの販売を手がける不動産会社「マーベリッグインベストメント」(東京都中央区)と関連会社が計約3億1千万円の所得を隠し、計約8400万円を脱税したとして、東京国税局が2社と伊藤政裕・実質経営者(44)を法人税法違反の疑いで東京地検に告発したことがわかった。
関係者によると、2社は2011~14年、知人の会社にコンサルタント業務を委託したように装い、架空の経費を計上して所得を少なく見せかけた疑いがある。資金は事業に充てていたという。
 伊藤経営者は「国税局の指摘に従い、既に修正申告に応じ、本税は納めた」などとコメントした。
 民間信用調査会社によると、マーベリッグ社の売り上げは14年11月期に約22億6千万円。都内のマンション販売などが好調で、12年同期比で2・5倍に伸びたという。