2016年1月27日水曜日

不動産会社「アビオン」の柳瀬浩司社長、7100万円脱税で逮捕 元医師

不動産会社「アビオン」の柳瀬浩司社長(53)が26日、不動産賃貸で得た約2億2000万円の所得を隠し、所得税計約7100万円を脱税したとして、所得税法違反(脱税)容疑で逮捕された。朝日新聞などが伝えた。

同紙などによると、柳瀬容疑者は、所有する東京都内のマンション数軒について、土地代と建物代からなる購入費のうち、建物代を水増しし、建物の減価償却費を過大に計上していた。こうした手口で、マンションの賃貸などで得た所得のうち、2011〜13年の3年間で約2億2000万円を隠し、所得税計7100万円を免れていた疑いがある。
一方、TBSやテレビ朝日によると、柳瀬容疑者は美容外科の元医師。1998年、診療報酬をだまし取った詐欺罪で有罪判決を受け、3年間医師資格を停止された。さらに、2007年には所得税約1億6000万円を脱税した罪で、懲役1年の実刑判決を受け、医師免許を取り消されていた。

日本経済新聞によると、東京地検特捜部は柳瀬容疑者の認否を明らかにしていないが、TBSとテレビ朝日は、柳瀬容疑者が容疑を否認しているとみられると伝えている。

2016年1月15日金曜日

弓削(ゆげ)佳央社長(46)4300万円脱税容疑…リフォーム会社など告発

 架空の給与手当を計上するなどして計約1億6000万円の所得を隠し総額約4300万円を脱税したとして、東京国税局が東京都足立区のリフォーム工事会社「ネット建設」など2社と弓削(ゆげ)佳央社長(46)を法人税法違反容疑で東京地検に告発したことが分かった。2社は既に修正申告し、納税を済ませた。

 関係者によると、弓削社長は勤務実態のない親族に給与を払ったように装いネット建設の法人所得を圧縮。2014年4月期までの3年間で約1億2000万円の所得を隠し、法人税約3200万円を免れた疑いがある。
 また、弓削社長が以前に社長をしていた同区の不動産仲介会社「ネットハウジング」は、土地販売の際に建築業者を顧客に紹介し、業者側から得た紹介手数料の売り上げを申告から除外。12年5月期までの2年間で約4000万円の所得を隠し、法人税約1100万円を免れた疑いを持たれている。隠した所得は、弓削社長名義で預金した他、2社に貸し付けていたという。毎日新聞の取材に、弓削社長は「今後はこのようなことのないように努める」と文書で回答した。