架空の給与手当を計上するなどして計約1億6000万円の所得を隠し総額約4300万円を脱税したとして、東京国税局が東京都足立区のリフォーム工事会社「ネット建設」など2社と弓削(ゆげ)佳央社長(46)を法人税法違反容疑で東京地検に告発したことが分かった。2社は既に修正申告し、納税を済ませた。
関係者によると、弓削社長は勤務実態のない親族に給与を払ったように装いネット建設の法人所得を圧縮。2014年4月期までの3年間で約1億2000万円の所得を隠し、法人税約3200万円を免れた疑いがある。
また、弓削社長が以前に社長をしていた同区の不動産仲介会社「ネットハウジング」は、土地販売の際に建築業者を顧客に紹介し、業者側から得た紹介手数料の売り上げを申告から除外。12年5月期までの2年間で約4000万円の所得を隠し、法人税約1100万円を免れた疑いを持たれている。隠した所得は、弓削社長名義で預金した他、2社に貸し付けていたという。毎日新聞の取材に、弓削社長は「今後はこのようなことのないように努める」と文書で回答した。
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